歩荷山行Ⅱ

 昨日(7月10日[土])、鐘突堂山に行って来た。

9:10熊谷駅出発の予定だったが、1年S山が電車(京浜東北線)の遅れのため遅刻。
結局20分遅れて9:30に秩鉄に乗った。
しかし、この遅れが後に悲劇を招くことになろうとは、部員たちは知る由もなかった。

寄居駅に着き、予定通りの電車に乗ってきた3年I泉先輩と1年B場、車で来たT口先生と2年O津ら4人と合流。
なお、S崎先生は所用のため、3年M田先輩はさぼり下痢のために不参加。

各自体操をした後、出発。
山道に入る前の車道を黙々と歩く。35℃は越えるであろう暑さの中を歩く姿を、「バターン死の行進」とは2年S木の言。
だが、徐々に1年Y川が遅れだし、登山口直前で完全にバテる。どうにもならなそうなので、仕方なく登山口で一本を取る。前代未聞だ。

一本を取った後は山道となり、ある程度ばらけて歩くことに。
途中から遠くで雷のとどろきが聞こえ出す。実は今年度、雨の降らなかった山行は一つもない。
今回こそはと期待していただけに、降らないでくれと祈る気持ちも強くなる。

どうにか全員が山頂につき飲み物を飲み休憩する。少しするとポツリポツリと雨粒が落ちてきて、急いで下山することに。
おもりを捨てる場所まで2年K原が韋駄天のごとく疾走し、誰一人としてついていけなかった。
おもりを捨て歩き出すと、空は黒いが雨は気にならなかった。
念のためにザックカバーだけつけて寄居駅へ往路をたどる。

しかし、その時は突然やってきた。
まさに「バケツをひっくり返したような」という表現がぴったりな、痛いほどの雨。
S山が遅刻せず、Y川がバテていなけれとば・・・と誰もが思ったが、後の祭り。
すぐに靴の中に水がたまり、ポケットの中の携帯は水没必至といった感じ。
駅に着いたときには、沢登りをしてきたかのようであった。

電車も止まっているようなので、着替えを持っているものは着替え、着替えを持ってこなかったもの・持ってきたけど水没したものはそのままで待つことに。
だがしかし、八高線東武東上線は動き出したというのに、秩父鉄道だけが動かない。
停電のためらしいが、1時間以上足止めを食らった。

そんなこんなで今回の山行は、最悪・最長の歩荷山行Ⅱとなったのであった。

夏山は絶対に晴れてくれ!